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三郷/ギリシャ文化学び「ありがとう」の言葉教わる

 三郷市の瑞穂中学校(内山留美子校長)と瑞木小学校(宮﨑正子校長)でこのほど、「国際交流授業」が行われ、児童生徒がギリシャ文化について学んだ。

 瑞穂中学校では東京藝術大学大学院生のギリシャ人留学生クロエ・パレさんを招き、1年生102人が一人一人、葉っぱ型のカードに「永遠」「運命」「勝利」「笑顔」「希望」「ありがとう」など好きな言葉をギリシャ語で書いたワードツリー(一つの単語から連想される単語をつなげて書いたもの)を用い、一つ一つの言葉をクロエさんが声を出して読みながら交流を深めた。

 生徒たちからは「日本とギリシャの関わりや他国との交流に興味がわいた」「違う国の人でも思いやりを伝え合うことができ、楽しさや喜びを感じた」との声が上がっていた。

 一方、同日午後、瑞木小学校ではクロエさんを招き、6年生54人が習字や折り紙、けん玉などの伝統的な遊びを一緒に行ったほか、読み聞かせなどで交流を図った。児童たちは時に楽しそうに、時に真剣な表情で遊び方などを教えたりしていた。

 クロエさんは児童たちのもてなしに感動。「子どもたちの日常生活の中に入り、触れ合えたのはとても楽しい体験だった」と話していた。また、この日は市内の全小中学校にギリシャ料理の給食が出され、児童生徒たちはおいしそうに味わっていた。
 同市は東京五輪でギリシャ代表選手団のホストタウンを務めるなど、同国と長年、交流を続けている。