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ピアノで東武よみうり賞 草加小6年 五島咲希さん

 草加市演奏家協会クラシック音楽ジュニアコンクール

東武よみうり新聞社賞を受賞した五島咲希さん
東武よみうり新聞社賞を受賞した五島咲希さん

 小学生から高校生までを対象にした「第17回草加市演奏家協会クラシック音楽ジュニアコンクール」が14日、草加市文化会館ホールで行われ、東邦音楽大学附属東邦中学校1年の川上侑輝(ゆうき)君(ピアノ)がグランプリに輝いた。また、準グランプリに相当する同協会賞には草加市立八幡小学校4年の胡宇澤(こ・うたく)君(同)が、C部門(小学校5、6年生)第1位の東武よみうり新聞社賞には同市立草加小学校6年の五島咲希(ごしま・さき)さん(同)が選ばれた。
 各部門の1位(最優秀賞)受賞者は、12月3日に同会館で行われる「ハートフルコンサート」に出演する。

グランプリに川上侑輝君

 このコンクールは、草加市のプロのクラシック演奏家で作る同協会(河内紀恵会長)が、音楽家を志す青少年に演奏の機会を提供し、日々の努力を励ます目的で実施。コロナ禍で中断していたが、今年4年ぶりに開催された。コンクールには県内外からピアノ、バイオリン、フルートを学ぶ54人が参加。1人3~5分で自由曲を演奏し、腕を競った。
 審査の結果、「ロンド・カプリッチョーソ」(メンデルスゾーン)を演奏した川上君がD部門(中学生)1位となり、全体でも最高の栄冠を受賞した。B部門では「ワルツ・エチュード」(ギロック)を演奏した胡宇澤君が1位となり、草加市在住最優秀者に選ばれた。
 一方、D部門の五島さんは「スケルツォ・ヴァルス」(シャブリエ)を演奏して、1位の東武よみうり新聞社賞を射止めた。
 五島さん(12)は「緊張したけど、1位になれてよかった」とうれしそう。兄、姉が習っていた影響で、小学1年からピアノを始め、毎日1時間は練習している。モーツァルトが好きで、将来は「小学校の音楽の先生になりたい」という。
 父の会社員、良太さん(44)は「日頃の練習が形になると、やる気につながる。本人の好きなようにさせたい」。母のパート、真澄さん(42)は「ピアノは日常の一部。楽しく続けていければいい」と、娘の成長を見守っている。
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 各部門の結果は別掲の通り。(かっこ内のPはピアノ、Vはバイオリン)
 ▽グランプリ 草加市長賞=川上侑輝(P。東邦音楽大学附属東邦中学校1年)
 ▽草加市演奏家協会賞=胡宇澤(P。草加市立八幡小学校4年)
 ▽公益財団法人草加市文化協会理事長賞・E部門(高校生)第1位=浦添舞香(P。千葉県立津田沼高校3年)
 ▽草加市教育長賞・D部門(中学生)同=川上侑輝
 ▽東武よみうり新聞社賞・C部門(小学5、6年生)同=五島咲希(P。草加市立草加小学校6年)
 ▽東武朝日編集室賞・B部門(小学3、4年生)同=胡宇澤
 ▽草加市文化団体連合会賞・A部門(小学1、2年生)同=遠藤澪里(P。草加市立清門小学校2年)
 ▽E部門第2位=後藤紫織(V。県立大宮光陵高校3年)
 ▽D部門同=後藤二華(P。川口市立東中学校2年)
 ▽C部門同=石井梨花(P。越谷市立荻島小学校5年)
 ▽B部門同=東心葉(P。越谷市立大相模小学校3年)
 ▽A部門同=小倉陽莉(P。草加市立小山小学校2年)
 ▽審査員特別賞=林環希(V。さいたま市立大牧小学校1年)
 ▽E部門奨励賞=駒木根唯生(P。東邦音楽大学附属東邦高校2年)、竹下怜(P。東京工業大学附属科学技術高校1年)
 ▽D部門同=三井聖音(P。埼玉大学教育学部附属中学校3年)、佐藤雪州(P。羽生市立東中学校1年)
 ▽C部門同=松橋夢月(P。川口市立新郷南小学校6年)
 ▽B部門同=青木あかり(V。さいたま市立仲町小学校3年)、山田慎之助(P。草加市立松原小学校3年)、永田萌紗(P。草加市立清門小学校4年)
 ▽A部門同=水内碧(P。戸田市立戸田第二小学校1年)、山田壮一郎(P。草加市立松原小学校1年)
 ▽努力賞=後藤紫織、後藤一華(P。県立大宮光陵高校2年)、川上侑輝、松橋夢月。