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「歩こう会」実現へ意欲 越谷・増林地区

「増林地区地域支え合い会議」のメ
ンバーと、「お楽しみ会」の参加者
「増林地区地域支え合い会議」のメ ンバーと、「お楽しみ会」の参加者

 越谷市の「増林地区地域支え合い会議」が、「楽しく歩いて介護予防!」をテーマに、地区住民対象の「増林地区を歩こう会」を計画している。3月末に予定していた第1回は、雨のためこしがや能楽堂での「お楽しみ会」に変更したものの、年内には実施したい考えだ。
 高齢者の生活支援を推進する住民主体の会議「地域支え合い会議」は2021年5月に発足。市内13地区でそれぞれに合った活動計画を話し合って決めている。
 増林地区の同会議は、自治会長、民生委員・児童委員協議会委員、福祉推進員を中心に約30人で構成。22年に「お散歩マップ」の作成に着手した。「増林の魅力を発見」「健康づくりにつなげる」のが目的だ。実際に歩いて名所や休憩ポイント、トイレなどを確認し、散歩に役立ちそうな情報を集め、2年かけて5コースから成る手作りマップを完成させた。だったら、このマップを使って歩いてみようと「歩こう会」実施を計画。3月上旬に告知すると、募集定員はすぐいっぱいになった。
 地域支え合い推進員として会議に参加し、地図の作成に携わった冨澤一枝さん(77)、宮本藤子さん(76)、石田すみ子さん(75)、須賀節子さん(73)は、晴天・雨天両方に備えて準備を行った。晴れの場合は、緊急連絡先を裏面に記入した缶バッジを胸に付けてもらうことを確認。道を渡るための横断旗や迷子にならないようツアー旗も用意した。
 結局、雨天となったが、「お楽しみ会」では健康体操、シルバー川柳、脳トレクイズ、参加者による朗読、最後は「越谷音頭」を踊り、参加した27人は大盛り上がり。
 山田あい子さん(60)は「盛りだくさんだった」、板垣正治さん( 85 )は「こういう会もいいね」、吉田雅代さん(70)は「楽しい一日を過ごせた」、吉田美津江さん(70)は「次は歩きたいね」と話していた。
 冨澤さんらは年内に「歩こう会」を実現させたい考えで、「地図に載っている5コース全部を回ってみたい」と意欲を燃やしている。