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越谷/高校生就活前に情報交換 生徒数減少に伴い対策

企業人事担当×進路指導担当

今夏の就職活動に向け行われ
た、企業の人事担当と高校の進路指導担当による情報交換会
今夏の就職活動に向け行われた、企業の人事担当と高校の進路指導担当による情報交換会

 越谷公共職業安定所(小茂田靖所長)と越谷地区雇用対策協議会(吉野寛治会長)は5月28日、越谷市中央市民会館で、今夏の就職活動に向けた企業の人事担当者と高校の進路指導担当による情報交換会を行った。高校生の求職活動前に、事業所と意見交換し、進路指導や採用計画に役立てるのが目的。今回は県南東地域の32企業と県立、私立高校24校の進路指導担当者が参加した。
 昨年度は、県内で求人1万8260人に対して就職希望者は4477人と、求人倍率が過去最高の4・08倍を記録した。生徒1人に4件以上の募集があった計算だ。このため企業側の話にも熱が入っていた。
 看護補助や介護職員を募集している越谷誠和病院は、職員全体の高齢化を受けて若い人材を求めている。「地域密着で地元から長く働く人を大事に育てたい。スタッフはポリシーを持ってやっているが、なかなか採用につながらない」と工藤美奈子看護部長はこぼす。浄水、下水などのトータルメンテナンス職を募集する大阿蘇水質管理の板倉瑠衣さんは「安定している業界。業界全体が高齢化しているので、若い人に来てもらい、社内の活性化につなげたい」と話していた。
 一方、高校では進学希望者が増え、県全体の就職希望者は昨年より10・8%も落ち込んでいる。その一つ、県立草加東高校の中村俊祐サッカー部顧問は、「生徒の希望があった物流やイベント系の企業を回った。建設業に話を聞けたのはよかった」と話す。県立吉川美南高校の谷咲ゆかり進路主事は見学受け入れなどの情報を収集していた。
 県立越谷西特別支援学校の子松香織進路担当主事と村井瑞季副主事、松伏分校の橘田秀一指導主事は3人で回った。特別支援学校の場合、生徒と家族と学校の3者で進路を考えるという。子松主事は「インターンシップを受け入れているところを探している。話を一ついただけた。本人が介護、飲食、接客など何に向いているか、適性を企業に見てもらったりして考えていきたい」と話していた。
 ハローワークの求人受理は6月1日に始まり、7月1日に公開となる。高校生は夏休みを中心に会社見学を行い、9月からの面接に備える。「高校生の将来性を見たい会社が多い。生徒の数が少ないので、求人が難しくなってきている」と同職業安定所の梓智貴指導官は話す。
 8月30日には、対象を高校2年生など広範囲に広げた情報交換会が予定されている。企業も高校も早め早めの対応で今後の対策を練る。