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水辺をレジャーソーンに・越谷レイクタウン「大相模調節池」

越谷市は県と民間事業者と連携し「水辺deベンチャーチャレンジ事業」に取り組んでいるが、越谷市レイクタウンの「大相模調節池」が、このほど、今年度の同事業の対象として登録された。

今後、事業の中核となる「越谷市大相模調節池水辺活用調整協議会」(5月18日発足、深井晃会長、会員14人)が具体的整備計画を協議する。

 同チャレンジ事業は、民間事業者の意向に沿って、水辺空間にアウトドア施設やカフェなどを「オーダーメイド」のように整備し、水辺とまちの活性化を図るもの。県が必要となる河川管理施設の整備を行う。

 従来、河川敷などの民間利用は河川法の規制が厳しかったが、2011年度に同法改正で規制緩和され、「地域の合意」などを条件に、民間事業者の営業が可能となり、県は昨年度から、同チャレンジ事業を立ち上げた。

 越谷市は昨年から、県や市観光協会、越谷商工会議所による「水辺活用に関する勉強会」を開催する一方、市内事業者や市民団体のヒアリングを行い、12月に県に登録申請した。今年1月、正式に登録されたため、市や観光協会、商工会議所などの代表で構成する同調整協議会を発足させた。

 すでに同市レイクタウン地域の住民7000世帯を対象に、アンケートやワークショップが実施されたが、具体的な整備内容は、今後、同調整協議会で検討する。

 対象地は同調節池南側の一部。イオンレイクタウンアウトレットに隣接するエリアに水上デッキや飲食店などを整備し、水面に面したエリアには芝生を整備し、休憩ポイントを設ける。また、アウトドアが楽しめる“コミュニティスペース”の整備などが考えられている。

 同市の水口圭・経済振興課長は「民間事業者の活用推進で、地域のにぎわいづくりを目指す」と話している。