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一流選手の演技に歓声・越谷「体操・新体操の祭典」

 越谷市立総合体育館で11日、全国で活躍する体操選手を集めた初の体操イベント「GYM Dream Festival(ジムドリームフェスティバル)」が開かれ、約2000人でにぎわった。主催は「越谷体操・新体操公開演技会 GYM Dream実行委員会」。共催は 同市、同市教育委員会、公益財団法人同市施設管理公社。
 「GYM」は古代ギリシャの体操のことで、英語の「gymnastics」の起源となっている。フェスティバル会場には、昨年の「世界体操・新体操選手権」(北九州市)で使用された器具を集め、オリンピックや世界選手権で活躍した体操、新体操選手たちが本番さながらのダイナミックな技を披露した。
 9月の世界選手権(ブルガリア・ソフィア)に出場する新体操日本代表の山田愛乃さん(19)(イオン)は、リボンとクラブの2種目を披露した。
 また、元体操女子日本代表の寺本明日香さん(26)らが実況を担当。昨年の東京五輪、世界選手権に出場した女子体操の平岩優奈さん(23)(イーグル)や、2012年ロンドン、16年リオデジャネイロ五輪に出場した男子体操の加藤凌平さん(28)(コナミスポーツ)らの見事な演技が観客を魅了した。平岩さんは「久しぶりにお客さんがいるところで演技して、緊張感の中で自分の課題も見えた」と話した。
 同市の会社員、田中勇さん(41)は「子どもが体操を習っている。オリンピック選手たちの演技はスピードと迫力があって素晴らしかった」と感激した様子。
 同実行委員会副会長の本間潤一さん(49)は「このイベントを機に体操、新体操の競技が身近で楽しめるようになったのでは。今後は定期的にフェスティバルを開催していきたい」と話していた。