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八潮市・八潮で初の「防災フェス」

 八潮青年会議所(伊藤達紀理事長)は8月27日、TX(つくばエクスプレス)八潮駅前の「やしお駅前公園」と、同駅を挟んで反対側にある「八潮メセナ・アネックス」を会場に、「防災フェスin八潮2022」を開き、親子ら約1000人が参加した。
 災害についての認識や心構えを深めてもらおうという「防災啓発デー」(9月1日)を前に、「地域の未来を担う子どもたちに災害について知ってもらうこと」を目的にしたイベント。今回が初めての開催となる。

 会場のステージでは、悪役の「災害マン」と、ヒーロー戦隊風の「防災マン」が登場して、災害を防ぐパフォーマンスを披露して、子どもたちの興味を引いていた。

 また、地震の揺れを体験できる起震車も会場に据えられ、参加者らは次々に車に乗って、〝揺れの恐怖〟を体験した。非常食として、アルファ米と県産の野菜を使った弁当も配られ(子どもは無料、大人は1食300円)、このほか、AED(自動体外式除細動器)や消火器の体験コーナーやキッチンカー3台も登場。オリジナルLEDランタン作り、「地震セミナー」など趣向を凝らした多彩な催しが繰り広げられた。

 セレモニーでは、大山忍市長が「市民一人ひとりが防災のリーダーとして意識を高め、自助・共助・公助の中でも特に重要な自助を学んでもらいたい」とあいさつした。同青年会議所の伊藤理事長(34)は「今回のフェスを機に、いつ起こるかわからない災害について学び、親子の防災意識向上につなげてもらいたい」と話していた。