草加市の市民団体「谷塚東部ブロック瀬崎まちづくり市民会議」(浅古八郎会長)による「交通安全標語」の授与式が1日、瀬崎コミュニティセンターで行われ、同市立瀬崎小学校5年の中村あん珠さん(10)の「気をつけて 人の未来を 守るため」が最優秀賞に選ばれた。
「交通安全標語」には同小5・6年生の児童が参加し、3年に1度、最優秀賞と優秀賞が発表される。最優秀賞に選ばれた作品は、市道瀬崎東西線と旧県道松戸草加線(現在は市道)の「瀬崎(中央)交差点」の歩行者用通路に設けられたモニュメントに掲示され、道路の利用者らに交通安全を啓発する。
優秀賞には同校5年の廣瀬咲奈さん(11)、同6年の都丸裕月くん(11)、岩田小夏さん(12)の作品が選ばれ、賞状と副賞を受け取った。
最優秀賞に輝いた中村さんは「多くの人に、交通事故に気をつけて健康で人生を楽しんでもらいたいと思った。歩行者や運転手の気持ち一つで、みんなの未来が守られるから」と少し照れながら答えた。
浅古会長(78)は「みんなの未来を担い、2000年度から地域の声を取り入れ、取り組んで来た交差点の交通安全を今後に継続する素晴らしい標語」と選考理由を述べた。同校の蘓武敏行教頭は「事故が多い場所に子どもたちの標語が掲示され、子どもたちの交通安全への意識づけにもつながる。今後も協力して行きたい」と喜んでいた。