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三郷市/全国珠算競技会で篠塚君が3連覇

 三郷市東町の篠塚颯太君(13)(同市立南中学校2年)が昨年12月25日、ロイヤルパインズホテル浦和(さいたま市)で行われた全国珠算競技大会「そろばんクリスマスカップ2022」(日本珠算協会)で、「中学生の部・個人総合競技」で日本一に輝き、大会3連覇を果たした。

「そろばんクリスマスカップ2022」(日本珠算協会)で、大会3連覇を果たした篠塚君

 今大会の「中学生の部」には全国から190人が参加。掛け算、割り算、見取り算の各50題(1題2点、300点満点)を3分間で解く大会で、篠塚君は298点を獲得。今回、篠塚君を含む3人が同点となり、同点決勝が行われた。
 同点決勝では、掛け算、割り算、見取りから各6題ずつ出題。全ての計算が終わった人が挙手したら、その場で全員が終了する。採点し、成績上位者(同点の場合は先に挙手した者が勝ち)が決定される方式で篠塚君は最初に挙手し、優勝を飾った。名前を呼ばれた時には「やった」と両手でガッツポーズし、喜びを表したという。

 篠塚君は4歳の頃に、父親の大介さん(47)の勧めもあり、自宅近くの「岡庭珠算塾」に入って学んだ。大介さんや兄の晴斗さん(18)(早稲田大教育学部1年)も同塾で学び、過去に日本一になっている。
 
 また、同大会の点数上位30人で行われた「日本一決定戦」の準決勝でも勝ち抜き、8人で争う決勝に進出できたものの、残念ながら受賞には至らなかった。
 篠塚君は「来年も日本一を取るつもりで臨む。また、今年8月に幼稚園児から大人まで一緒に争う『全日本珠算選手権大会』でも日本一を目指したい」と意欲を燃やしている。