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「越谷隕石」実物が上野に 国立科学博物館

越谷で記念講演も


 1902年(明治35年)に現在の越谷市に落下し、今年2月に国際隕石(いんせき)学会に登録された「越谷隕石」の実物標本と隕石薄片の展示が8月21日まで、東京・上野の国立科学博物館で行われている。
 「越谷隕石」は重量約4キロ・グラム。同市大里の中村喜八さんの田んぼに落下し、戦前戦後を通じて中村家の自宅に保管されてきた。NPO法人「越谷市郷土研究会」を通じて同博物館に成分分析を依頼したところ、国内で54番目の隕石と確認された。
 日本館3階南翼「変動する日本列島」日本に落下した隕石のコーナーに展示されている。日本に落下した隕石の約半数に当たる26件を見ることができる。
 毎週月曜休館(月曜が祝日の場合は火曜)。開館時間は午前9時から午後5時まで。8月11日から15日までは午後6時まで延長。入館は閉館の30分前まで。
 常設展の入館料は一般・大学生630円、高校生以下と65歳以上は無料。障害者手帳などを所持する人は介助者1人とともに無料。
 <問い合わせ>ハローダイヤル☎050・5541・8600。
 また、この展示を記念し、「越谷隕石」について解説する講座が7月30日午前10時から11時30分まで、越谷市男女共同参画支援センター「ほっと越谷」(北越谷駅前)セミナールームA・Bで開かれる。受講生を募集している。
 テーマは「越谷隕石のここがすごい!」。講師は同研究会顧問の加藤幸一さん。内容は、隕石が落ちた時の様子や展示に至るまでの経緯など。
 受講無料。対象は誰でも。定員60人。
 申し込みは、名前と連絡先を電話、ファクス、メールのいずれかで加藤さんまで。☎048・738・4181(FAX兼)。メールkhsykato@hotmail.com