松伏町

松伏/カレーの思い出 川柳に

カレー川柳がカレンダーに
カレー川柳がカレンダーに

 カレースパイスを普及させたエスビー食品の創業者、山崎峯次郎のふるさとで、「カレーのまち」として町の魅力を発信している松伏町でこのほど、「カレー川柳コンテスト」の審査が行われた。その結果、山梨県の「ルーキー」さんから寄せられた「俺は凝り妻は手を抜くのがカレー」が最優秀賞を受賞した。また、優秀賞には、県内から「孫が来てカレーと躾しつけ甘くなる」(とみこさん)など4句、県外から「ふるさとのカレーは僕の幸辛料」(もち美さん)など26句が選ばれた。
 同コンテストは、松伏ふるさとカレー事業5周年を記念して初めて実施された。「カレーの思ひ出」をテーマに昨年9~11月に募集したところ、44都道府県の、小学生から高齢者まで幅広い層から、計2016句の応募があった。一般財団法人全日本川柳協会監修の下、松伏ふるさとカレー推進委員の審査により、最優秀賞1句、優秀賞30句が決まった。これらの句を掲載した「特選川柳カレーンダー」を制作して受賞者への副賞として渡すほか、カレーPRグッズとして活用する。
 優秀賞には、「『ただいま』が歓声になる『今日カレー!』」(あまたさん)、「昼カレー夜もカレーで朝カレー」(花キャベツさん)などカレー人気を表現したものや、「カレーにも効かすソバ屋のカツオ出だ汁し」(ぽっくんさん)など独特の味わいを歌ったものが多かった。
 同町環境経済課の後藤秀徳課長は「応募数が多くて驚いている。この5年で他県からの問い合わせ、視察が多くなってきた。それだけカレーは国民食だと感じる」と話した。 
 同町では、先月22日の「全国カレーの日」に町内の全小中学校の給食をカレーにしたほか、カレー料理を提供する飲食店を巡るスタンプラリーやお薦めの店を選んでもらう「推しみせ」イベントを開催した。「今後も華麗(カレー)でホットな町としてPRしていきます」と後藤課長は話している。