草加市

草加せざき防犯パト隊、独自に“防犯のぼり旗”

 「草加八潮地区防犯協会」(浅井昌志会長)は、草加警察署管内で設置していた「防犯啓発用のぼり旗」が、強風などで倒壊事故などを起こすケースがあるため、今月いっぱいで協会名のある、のぼり旗を全て撤去することになった。
 これに対し、草加市内の自主防犯活動組織「せざき防犯パトロール隊」(浅古八郎隊長)は、のぼり旗には一定の防犯効果があるとして、独自に「防犯パトロール実施中」と大きく記し、同隊名も書いた、のぼり旗約100本を自費で製作して、活動区域に設置した。

防犯協の旗が撤去され、独自に旗を設置した「せざき防犯パトロール隊」

 街頭の“のぼり旗”は、各地でも強風により倒れるなどして、事故の原因となるケースがあり、設置者の法的責任が問われることも懸念されている。このため、同協会と同警察署が協議して、同協会名のあるのぼり旗を全て撤去することを決めたという。

 こうした中、2001年7月から活動を開始している同隊は、のぼり旗がひったくりなどの犯罪抑止に効果があるとみて、独自の旗を自費で製作したもの。瀬崎第一、第二、第三町会と谷塚コリーナ住宅棟自治会の谷塚東部ブロックに設置している。同隊は事故に備えて傷害保険を掛け、万一の事態にも備えている。