八潮市

八潮市/新シェルター移転へ寄付募る

「動物保護、1匹でも多く」

 八潮市南川崎を拠点とするNPO法人「ねこひげハウス」(石川砂美子代表)が、保護犬と保護猫を1匹でも多く救おうと、新シェルターへの移転を目指し、22日午後11時まで、クラウドファンディングサービス「READYFOR(レディーフォー)」で支援を募っている。目標金額は500万円。11月30日現在、約390万円の寄付金が集まっている。

寄付を呼びかける「ねこひげハウス」の石川代表

 クラウドファンディングとは、インターネットを通じ、自分の活動や夢などに共感した人から資金を募る仕組み。
 ねこひげハウスはこのほど、同市内に今より広い物件を借りることができた。内装などは知り合いの大工に頼み、自分たちも作業を手伝ってはいるが、傷病猫・シニア猫が多いため医療費の負担が大きく、リフォーム資金の捻出が困難な状況となっている。

 ケアが必要な傷病猫・シニア猫を里親として迎え入れる人は少なく、シェルターで生涯を終える猫も少なくない。獣医師の指示の下、猫たちの介護や医療ケアを学び、行政や他の保護団体と連携を取りながらシニア猫・傷病猫などの「最後のとりで」としての役割を担っている。

 昨年度、医療費やシェルター運営費などのために実施したクラウドファンディングでは、手数料を除き約550万の支援があった。しかし、シニア猫・傷病猫の増加で、今年3~9月の約7か月間で医療費は約360万円にも上った。毎月平均約52万円の医療費がかかっているという。
 そうした中でもエアコン設置や各部屋の水回りの整備、壁板の貼り付けなどのリフォームを行っていたが、当初の想定以上に費用がかさみ、10月から資金の提供を呼びかけてきた。

 石川代表は「残念ながら国や行政からの公的支援はなかなか見込めない」と話し、「高齢者が残すペット問題もある。助けられる命を一つでも多く助け、穏やかに過ごせる場所を提供したい」と話している。