八潮市

八潮/子ども医療費拡大369億円 新年度当初予算案

 八潮市の新年度当初予算案は、一般会計が369億4000万円で、前年度比6・4%減。国保、介護保険などの特別会計、水道などの企業会計を含めた総額は657億853万円で、同3・5%減となった。

 主な事業は、がん治療に伴うウィッグや胸部補正具などのケア用品購入費用の一部を助成する「アピアランス(外見)ケア用品購入費用に係る助成事業」に100万円、子ども医療費の支給対象年齢を高校生相当まで拡大し、健やかな成長の支援と子育て世帯の経済的負担を軽減する「こども医療費の年齢拡大」に5億3万円。

 また、中川河川敷周辺公園等施設整備計画に基づき、「大瀬運動公園」と「下河原運動広場」の整備を進める「中川河川敷周辺公園の整備」に2億9782万円、児童生徒の泳力向上を図るため、八幡小学校をモデルケールとし、民間のスイミングスクールを活用して水泳事業を委託する「小学校プール指導業務委託」に676万円。

 さらに、市内の民間保育所に勤務する保育士を対象に、保育士向けの研修や奨学金返済の支援、人材育成や、保育士の確保に市独自の処遇改善事業を行う「民間保育施設に勤務する保育士の処遇改善」に1億7763万円、北部拠点の形成に向けて、(仮称)外環八潮スマートIC、同アクセス線及び(仮称)入谷東西線の整備を進めるため、現地の測量や道路構造を決める詳細設計を行う「北部拠点まちづくり事業」に9186万円などとなっている。