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八潮市/〝働く〟とは 大原中でキャリア授業

 八潮市立大原中学校(山本誠校長)は11月18日、企業などの社長や代表者らを招いたキャリア教育「大中キャリアの日」を、全校生徒を対象に実施した。

キャリア教育授業を受ける八潮・大原中の生徒ら(中央は齋藤代表)

 招かれたのは市内の照明会社「ワイ・エス・エム」の八島哲也社長、全国30か所以上で「子ども絵画教室」を主宰している「家カフェスキル」の齋藤洋子代表、昨年、動画投稿サイト「ユーチューブ」に「勝手に八潮を応援バラエティ 米Pの挑戦」を開設したユーチューバーの米山悠太朗さん、サッカースクールを運営する「チーム39」所属の元Jリーガー(ファジアーノ岡山)、関口圭亮さん、歯科技工士の初山善則さんの5人。

 キャリア教育の一環で、テーマは「働く」。3年生の3分の1は就職説明会などで不在だったものの、生徒らはあらかじめ選択した希望の授業を2つ受け、社長や代表者らの話を真剣な表情で聞いていた。

 「家カフェスキル」の齋藤代表は、持ち時間20分の中で生徒に講話をしながら絵を仕上げさせ、「無理だと決めつけると、解決するためのアイデアも出てこない。何でも経験し、みんなと違うことを強みにして、好きなことを極めてもらいたい」と生徒らを激励。「受験などの悩みは友だちではなく先生に。悩みは経験した人に相談して」とアドバイスした。
 授業を受けた吉田桧さん(15)は「働くことのやりがいや楽しさについて学べた。挑戦し、経験を積み重ねながら、人生の糧にしたい」と話していた。