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三郷/寒さ振り切り3500人疾走

三郷・ハーフマラソン

 三郷市の「第55回みさとシティハーフマラソン」が2月11日、セナリオハウスフィールド三郷(同市陸上競技場)周辺で開かれ、北海道から九州まで全国各地から約3500人が参加した。

号砲と共に一斉に駆け出す「ファミリーの部」の参加者

 市スポーツ協会が主催、同マラソン実行委員会が主管、東武よみうり新聞社など後援、吉川警察署が協力した。
 ハーフマラソン、10㌔、3㌔、ファミリー(1・2㌔)、小学生(1・2㌔)の5種目が行われ、それぞれ年代別・学年別などの参加条件がある。

 10㌔女子50歳以上の部で50分09秒の成績で優勝した兵庫県加古川市の水野俊美さん(55)は、「何回も出場をしているが、今回は1月末に体調を崩し、練習不足で目標タイムにも届かなかった」と、喜びよりも悔しさをにじませていた。

 大会には、昨年に続き、女子100㍍、200㍍で歴代2位の日本記録を持つ、市PR大使の髙橋萌木子さん(34)や、日本大学陸上競技部の選手がゲストランナーとして参加。髙橋さんは小学生の部でスターターを務めた後、最後尾の児童を励ましながら1・2㌔を走り、「頑張ったことが今後の自信につながる。声をかけて一緒に走ることで諦めない心や達成感を学んでもらいたかった」と話した。

 三郷市は昨年11月、長年交流を続けてきたギリシャと、みさと、アテネ両ハーフマラソンを「友好マラソン」とする協定を締結。今大会は「アテネハーフマラソンフレンドシップレース」と銘打たれた。

「アテネハーフマラソンフレンドシップレース」を記念したモニュメントも会場内に設置された

 開会式で木津雅晟市長は「これを機にマラソン交流などでこれまで以上に絆を深めたい」と述べた。ギリシャのディミトリオス・カラミツォス・ジラス駐日大使も来場し、「オリンピック精神を持ち、楽しんでほしい」とランナーを激励。表彰のプレゼンターも務めた。
 一方、実行委員会の豊田幹雄会長によると、「来年の大会は日本陸上競技連盟の公認レースとなるよう進めている」という。