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越谷東RCが珍しい「円形木製机」送る・南越谷小学校に

 越谷市の「越谷東ロータリークラブ」(加藤盛也会長)は10月22日、同市立南越谷小学校(西田知巳校長、児童925人)に、県産木材を使った「円形の木製机といす」や「可動式の畳コーナー」、「折りたたみ縁側ベンチ」を寄贈した。同クラブが、特別支援学級と通常学級との「交流ステーション」づくりに利用して欲しい、と企画して実現した。教室内に円形机や畳コーナーが設置されるのは全国的にも珍しく、「新たな学校モデルになれば」と関係者は期待している。
 同校の特別支援学級には現在2人の児童が通っているが、広い教室にポツン2つの机が置かれただけ。他の児童らが入ってくることもなかった。
 このため、同校PTA会長で、同クラブ社会奉仕委員長の畔上順平さん(45)が「他の児童が入るきっかけになれば」とアイデアを出し、西田校長や特別支援学級担任教諭とも相談の上、今回の円形木製机などが考案された。特に「ヒノキなどの県産木材には優良な木材が多く、“木製”は精神的な癒やしにもなる」と県産木材の使用を決めた。
 寄贈品は早速、特別支援学級の教室に設置されたが、8つの机を並べると円形になり、座るとお互いの顔がよく見える。可動式の「畳コーナー」は約3畳の広さ。児童が横にもなれる。同教室の廊下には、児童3人がゆったり座ることのできる折り畳み式の「縁側ベンチ」も設置された。使わない時は壁側に畳んでおける。ヒノキの香りが漂う癒しの空間が誕生した。
 畔上さんは「無機的な教室を改善したいとの思いだった。教育環境の充実と県産木材活用が同時に進むことを期待している」と話す。
 西田校長は「特別支援学級の児童は通常学級の児童と離れていて、心を閉ざすこともある。他の児童らとの交流が必要で、今回の『交流ステーション』をその場にしたい」と寄贈を喜んでいる。