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三郷・彦倉虚空蔵尊“ご開帳”

 三郷市彦倉1丁目の真言宗豊山派「延命院」で10日から13日まで、秘仏の本尊「彦倉虚空蔵尊」の12年に1度の”ご開帳”が行われ、大勢の参拝客でにぎわった。

 「彦倉虚空蔵尊」は、丑年と寅年生まれの守り本尊とされ、これまで、12年ごとの丑年の4月にご開帳され、公開されてきた。しかし、昨年はコロナ禍のため、寅年の今年に延期された。
 境内には、本尊の指と糸でつながれた高さ約3㍍の柱が立てられ、訪れた人はご利益を求めて、柱に触れていた。

 ご開帳初日の10日には、稚児行列が行われ、0歳から12歳の約50人が、きれいな衣装を身に着け、彦成小学校を出て、同寺の「仁王門」をくぐり、「彦倉虚空蔵尊」前まで約300㍍を練り歩いた。子どもたちは「ちょっと緊張した」などと話していた。
 同寺の石井秀誉住職は「寅年のご開帳は長い歴史の中でも初めてと思う。千載一遇のことなので、多くのご利益を授かってもらいたい。コロナ禍でもお手伝いいただいた皆さまのおかげで執り行うことができた」と感謝していた。