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リュウゼツラン45年で開花・松伏の石川さんの畑で

 松伏町松伏の自営業、石川豊さん(79)の家庭菜園で、7月15日、数十年に一度しか咲かないリュウゼツラン(竜舌蘭)の花が初めて咲いて、近所の話題になっている。
 リュウゼツランはメキシコや中南米などの熱帯地域に自生する大型多年生植物。竜の舌のような鋭い葉を持つ。成長が遅く、英語では「センチュリー・プラント」(100年に一度開花する)と呼ばれる。「テキーラ」の原料にもなる。
 石川さん方のリュウゼツランは45年前、仕事の取引先の人からもらって、植えたもの。最初は高さ15㌢ほど。数年前には枯れそうな時もあったが、今年5月20日に1本の花茎が出てきたことに気づいた。現在、高さは約10㍍までに成長し、黄色い花を咲かせた。
 石川さんは「最初は信じられず、びっくりした。まさか咲くとは思わず、奇跡が起きた」と話していた。畑で野菜を育てている妻の町子さん(75)も「今も27個ほどの花が咲き、花の多さにも驚いている」と喜ぶ。