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「草加せんべい」で応援 越谷アルファーズ 

地元特産品のPRにも

せんべいクラップで応援するアルファーズの上原社長、山川市長、草加せんべい協議会の豊田会長(右から)
せんべいクラップで応援するアルファーズの上原社長、山川市長、草加せんべい協議会の豊田会長(右から)


 プロバスケットボーB2リーグの「越谷アルファーズ」は、草加せんべいをかたどった新しい応援グッズ「アルファーズせんべいクラップ」を制作した。地元特産品をモチーフにしたのは、越谷のネギの形をした「ネギばんばん」に次いで2つ目。
 アルファーズはレギュラーシーズン東地区2位と躍進したものの、プレーオフで敗退した。来シーズンは応援グッズで選手を後押ししてもらい、悲願のB1昇格を目指す。
 「せんべいクラップ」は長さ19センチ。持ち手の先に、のりせんべいをかたどった丸い木片(直径8・5センチ)2枚が台板をはさんでついており、カスタネットのように叩いたり振ったりすることでカチカチと大きな音が鳴る仕組み。1個1500円(税込み)。
 草加市役所で行われた「公認式」では、アルファーズの上原和人副社長が「コロナ禍で大きな声を出せない中、どうしたら選手たちを後押ししてもらえるか、プロスポーツと地域のつながりをどう深めるか考えた」と説明。同市の山川百合子市長は「アルファーズが(ホームタウンの)越谷だけでなく、草加の地元クラブというスタートになる」と歓迎した。続いて草加せんべい協議会の豊田重治会長から、「クラップ」が草加せんべいをかたどったものであることを公認する、大判せんべい製の「認定書」が上原副社長に交付された。
 昨年1月にデビューした「ネギばんばん」(定価1200円だが、ネギると1000円)は累計約5000個、姉妹品の「ネギぽんぽん」は2000個以上売り上げている。ブースター(ファン)たちが応援グッズをアウェー会場に持っていくことで、地元の特産品を広くPRすることにもつながっている。
 アルファーズは越谷市がホームタウンだが、松伏町とフレンドリータウン協定を結んでいるほか、草加、八潮、吉川、三郷、春日部各市など県東部で地域活動を行っている。