越谷市

越谷/「先生、みーつけた!」笑顔で全校かくれんぼ

桜井南小

隠れていた校長先生を見つけた児童たち
隠れていた校長先生を見つけた児童たち

 越谷市立桜井南小学校(秋山弘幸校長)で12月20日、同校初の「学校かくれんぼ」が、全校児童547人、教職員33人が参加して、体育館と校舎で行われた。3年の網野悠(はるか)(9)君が秋山校長に「みんなでかくれんぼがしたい」と〝直談判〟したことがきっかけで実現した。
 1~6年各3クラスを縦割りで、1組チーム(赤組)、2組チーム(青組)、3組チーム(黄組)の3チームに分けて実施。各チームは、隠れている19人の教職員を見つけて点数を競った。1人見つけると1点。見つけられた人が「ネバギブボール」を持っていたらもう1点、カードを持っていたらもう2点を加算。「ネバギブボール」は漫画「ドラゴンボール」を模したもので、全部で7つ用意された。
 特別活動部(特活)担当の教諭7人が中心となって企画を進めた。5、6年の児童委員と話し合い、みんなが安全に楽しめるかくれんぼを完成させた。
 開始のアナウンスで、児童たちは校舎に向かい、真剣な眼差しで先生を探した。「みーつけた!」と大喜びする子もいれば、「ここにもいない、1人も見つからない」とがっかりする子も。「見つかっちゃった」と笑いながら机の下から出てくる先生。児童たちの笑顔が校舎中に広がった。
 6年生の林睦斗さん(12)は「6年生が中心になったかくれんぼが成功してよかった」。同学年の奥田ここみさん(12)は「みんなで遊ぶ機会があってよかった。先生がカメラマンに紛れていたのは見つけるのが難しかった」と話していた。
 提案者の網野君は「楽しい思い出ができた。企画してくれた5、6年生と先生に感謝の気持ちでいっぱい。次はドッジボールとか『どろけい』(泥棒と警察に分かれて行う鬼ごっこ)とかをやりたい」とさらなる〝野望〟を口にしていた。
 企画を指揮した特活主任の佐野晃司教諭(32)は「6年がボーナスポイントなどを考えてくれた。子どもたちが笑ってくれたので満足」と話していた。
 秋山校長は「やれるかどうかわからなかったが、子どもたちに最初から無理だと諦めちゃいけないと言っているので、実現できてよかった」と胸をなでおろしていた。