越谷市

端午のつるし飾り 25日から展示会 越谷・坂巻さん


 越谷市宮前で、ちりめん細工教室を主宰する、坂巻千代子さん(79)が25日から5月6日まで、自身が経営する教室・店「ホビートコさかまき」(同市宮前1の21の13)で「端午のつるし飾り展」を開催する。坂巻さんと教室に通っている生徒26人のちりめん細工作品の「つるし飾り」など約20点が展示される。
 坂巻さんは、もともと皮工芸作家だったが、ちりめんの感触に魅せられ、18年前から教室を開き、以前から「つるしびな」を手作りしていたこともあって、「つるし飾り」をメインに制作している。
 絵を描いてから型紙通りに生地を切り仕上げる方法だが、生地の柄や色合いの組み合わせが難しいという。
 今回展示されるのは、こいのぼりや金太郎、アヤメの花、兜かぶとなど、さまざまな種類。それぞれ「つるし飾り」にして展示される。いずれも1、2年がかりの労作ばかり。革工芸品のバッグや財布、小物なども展示。一部は販売もする。
 坂巻さんは「ちりめんは布の感触がいい。古いものほど手触りや色、風合いの良さがあります。和の伝統美を多くの人に楽しんでもらえたら」と話している。同店は日曜、月曜休み。
 <問い合わせ>坂巻さん☎964・3086。