松伏町

松伏/給食センター改修92億円 新年度当初予算案


 松伏町の新年度当初予算案は一般会計91億7200万円で、前年度当初比4・4%増となった。国民健康保険など3つの特別会計は60億3878万円、下水道事業会計は8億6867万円で、いずれも同0・3%増。一般、特別、企業各会計の総額は160億7945万円で、同2・6%増。
 主な重要事業は、老朽化した学校給食センター施設の空調設備の大規模改修事業に1億2000万円、物価高騰に伴う子育て世帯の経済的負担を軽減するため、新年度第1期、第2期分の学校給食費を無償化する事業に2269万円、子ども医療費を入院・通院ともに高校生まで拡大し無償化する事業に1億2976万円、松伏小学校に「発達障害・情緒障害通級指導教室」を開設するとともに、「難聴・言語障害通級指導教室」の改修工事を行うなどの学校施設整備工事費に2388万円、小中学校の防犯カメラを更新する工事費として1188万円。
 高齢者の総合相談窓口で、地域包括ケアシステムの要となる地域包括支援センターを北部サービスセンター内に増設する事業に3610万円。
 町の公共交通のあり方を協議するため、交通事業者、町民、行政などで構成する「松伏町地域公共交通活性化協議会」を設置する事業に1350万円。初年度は地域公共交通の維持・活性化に向けた課題などを整理し、「地域公共交通計画」を策定する。また、大川戸バス停車帯設置事業に1100万円などとなっている。