草加市

2年ぶりの「例大祭」

 草加市瀬崎の「瀬崎浅間神社」で3、4日の両日、特別祈願祭「疫病退散 新型コロナ感染症早期終息特別祈願祭」(浅間神社神輿渡御実行委員会、浅古八郎委員長)が行われた。

 昨年同様、新型コロナウイルス感染症拡大防止のため、神輿渡御や露店、子ども引き太鼓などは中止となった。代わりに、大神輿を曳台車に乗せ、氏子各町会(瀬崎第一~第三町会と谷塚コリーナ自治会)を巡行する「鳳輦渡御」が行われた。

 渡御は約15㌔。道中、氏子総代の家の前に到着すると神輿を止め、その前に賽銭箱を設置し、コロナ禍のため外出を控えたり、高齢で神社に参拝できない人が参拝できるようにした。

 渡御に参加したのは、当日までに新型コロナウイルスのワクチンを2回接種、またはPCR検査で陰性となった神社関係者だけ。人員を大幅に削減し、密にならない空間を作るなど、新型コロナウイルスの感染拡大に注意しながら実施された。
同実行委員長で氏子総代の浅古さん(76)は「参加された皆さまのおかげで特別祈願祭(例大祭)を行うことができた」と話した。