草加市の市民ランナーグループ「草加走ろう会」(森泉正寿会長)が今月、設立48年目を迎える。「楽しく走ればいいじゃないか」がモットーだが、先月の「東京マラソン」では完走者も続出。同会では「楽しく走りませんか」と会への参加を呼びかけている。
会員は20代から80代まで約60人で、約30%が女性。フルマラソンで3時間を切る「サブスリー」から、5㌔を30分以上かける者まで、走力もさまざま。月2回、そうか公園、まつばら綾瀬川公園、越谷レイクタウンなどで活動している。
最近はコロナ禍で練習会や大会が激減していたが、先月の「東京マラソン」で、池田雅基さん(51)、柳沢春樹さん(32)、吉田直美さん(47)、森泉正寿さん(62)、松﨑洋一さん(60)、原田誠子さん(44)、伊藤聖子さん(58)、名和田義紀さん(66)、中里勇さん(60)、平石幸代さん(57)の計10人が完走。また、10㌔コースでは、山本秀雄さん(81)が視覚障害者の平山貴男さん(44)の伴走で完走した。
東京マラソン初参加の原田さんは、自己記録を更新する3時間26分59秒でゴール。「思っていた以上の力を発揮できた」と喜んだ。10年ぶり5度目の池田さんは「声援が最後まで力になった」と話した。
視覚障害者の伴走をした山本さんは「人の波がすごく接触の恐怖も感じたが、一緒に走る障害者に声かけし、安全に走れるよう心がけた。たくさんの声援に感激し、何度も泣ける思いがした」と振り返った。
森泉会長(61)は「健康増進やタイム挑戦など目的はさまざまだが、一緒に楽しく走ってみませんか」と話している。
<問い合わせ>「草加走ろう会」の林さん☎090・5998・9450。