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春日部市/高校で探究心育む授業

春日部女子高 自由な発想で課題解決

企画が採用されたデニッシュパンを見せる春日部女子高の生徒
企画が採用されたデニッシュパンを見せる春日部女子高の生徒


 企業・団体に成果発表

 課題解決のための探究授業の成果を発表する「Kasujo総探プロジェクト プレゼン会」が11月2日、春日部市の県立春日部女子高校で行われ、1、2年生が15企業・団体の前でプレゼンテーションを行った。
 生徒たちは4~6人ずつのグループに分かれ、企業・団体を訪れて課題を聞き取ったり、グループ内で話し合ったりして、ターゲットを絞り込み、「誰が、いつ、どこで、何を、なぜするか」を盛り込んだ「高校生の視点を活かした提案」をまとめ、制限時間5分で発表した。
 「金属循環」を提案したチームは、中高生をターゲットに、不要になったスマートフォンなどを回収ボックスに入れてもらって集め、リサイクルすることを提案した。「SDGs(持続可能な開発目標)」にも合致し、輸入に頼らず、資源の枯渇を防ぐことにもなるとアピールした。
 すでに形になった発表もある。2年のアヘゴ・ジェシカさん(16)、1年の前澤能さん(16)、菊池ひかりさん(16)、高橋優衣花さん(15)、秋谷悠乃さん(16)の5人のチームは、校内のパン購買店「石窯(いしがま)パン工房ぴーぷる」に持ち込んだパンの企画デザインが「麦わら帽子のデニッシュパン」として商品化され、11月2日から販売された。このチームは「春日部にグルメが少ないことから、新商品を開発し、観光客に春日部をもっと知ってもらう」という目的を掲げてプレゼンを行った。デニッシュを特産品である麦わら帽子の形にし、「フジ」が市の花であることからフジ色のブルーベリージャムを使ったという。企業は消費者に春日部の魅力を発信できるとともに、地域との連携を強められ、消費者はおいしいものを食べられるというメリットがあると強調した。
 発表を聞いた旅行会社「東武トップツアーズ」は、「パン商品化の内容はすばらしい。理想は(資料を)何も見ずに聴衆を見てプレゼンテーションできればいいですね」と話した。
 また、多言語の活動団体「ヒッポファミリークラブ」の佐藤直子さん(57)は「大人では考えられない自由な発想を企画、実現してもらいたい」と話していた。
 この中から15グループが12月18日に校内プレゼンテーション大会を行い、さらにそこから6グループに絞られて、12月26日に日本薬科大学で行われる県大会に出場する。