三郷市 最新のニュース

三郷/児童と交流 高齢者に笑顔 前谷小が施設訪問

 三郷市社会福祉協議会は11日、三郷市戸ヶ崎の「三郷市立戸ヶ崎老人福祉センター」(浅野間千恵所長)に近隣の前谷小( 魚躬隆夫校長)の児童たちを招き、施設利用者との交流会を実施した。

前谷小の児童たちを招き、施設利用者との交流会が実施された三郷市立戸ヶ崎老人福祉センター」

 招かれた児童は4~6年生の代表9人。児童たちは施設の利用者に手品やクイズを披露。さらに、児童や引率した校長らと施設の利用者で輪投げを行い、点数を競って交流を図った。その後、4年生児童が「少しでも体に障害のある人たちを助けていきたい」「身体に気をつけて頑張って」などと自分たちが書いた年賀状を読み上げて利用者に手渡すと、受け取った利用者たちはうれしそうに笑顔を見せた。

 クイズを出題した6年生の関茂陽莉さん(12)は「施設の利用者に元気を出してもらおうと思ったけど、ニコニコした笑顔を見て逆に元気をもらった。次はもっと多くの人と触れ合いたい」と笑顔。
 魚躬校長は「福祉について考える良い機会。今後も以前のように続けていきたい」と話した。
 浅野間所長は「利用者も交流できるこの時間を楽しみにしていた。地域密着型の施設として今後も交流を続けていきたい」と意欲を見せた。

 同小ではこれまで、総合的な学習の時間を使い、4年生が施設を訪れて世代間交流を行っていたが、コロナ禍で中止となり、今回、4年ぶりの再開となった。