越谷市

浄瑠璃で「家康」 20日、越谷香取神社 

創作浄瑠璃を披露する歌舞伎義太夫の竹本泉太夫さん
創作浄瑠璃を披露する歌舞伎義太夫の竹本泉太夫さん


 もっと多くの人たちに浄瑠璃に親しんでもらいたいと、越谷市大沢の香取神社集会所で5月20日午後1時と3時の2回、「浄瑠璃で楽しむ『家康大聖寺(だいしょうじ)異聞噺(ばなし)』」が開かれる。主催は市民グループの「越ヶ谷宿で古典にふれよう会」。
 今回披露する創作浄瑠璃は、同市内在住の歌舞伎義太夫の竹本泉太夫(いずみたゆう)さん(73)が作ったオリジナル。NHK大河ドラマ「どうする家康」が放送され、越谷とも縁が深いため、徳川家康にまつわる話を書いた。
 いわば「どうする家康」の越谷版。家康は鷹(たか)狩りに何度も越谷を訪れ、1600年(慶長5年)、家康の軍勢が下野小山から引き返して関ヶ原へ向かう途中、越谷の大聖寺に泊まり、戦勝を祈願して太刀1振りを同寺に寄進した。これを浄瑠璃にまとめた。
 途中、妖怪も出てくるユニークな話。その妖怪は市内のちりめん細工作家の會田眞理子さんが作り、それを地元の人が操り、プロ演奏家とコラボする。
 このほか、古典義太夫「日高川渡し場の段」も演じる。
 出演は竹本さんのほか、山口晃太朗さんのお囃子(はやし)と望月佐喜十郎さんの鳴り物が加わる。
 創作浄瑠璃は、昔話や民話、土地の伝承などをわかりやすい言葉で、義太夫の節で浄瑠璃風に作曲し、弾き語る、新しい浄瑠璃のこと。竹本さんはこれまで、越谷の民話を基にした「ぎょうだいさま」や日本一の力持ち「三ノ宮卯之助(うのすけ)」を題材にした創作浄瑠璃を作ってきた。今回はその第6弾。竹本さんは「地元の皆さまに役立ちたいと企画した。古典文化の良さを理解していただけたら」と呼びかけている。入場料は2000円(中学生以下無料)。
 <問い合わせ>竹本さん☎080・3016・2255。