越谷市

障害者の作品一堂に 越谷「こばと館」文化祭

中央市民会館で開かれたこばと館の「文化祭」
中央市民会館で開かれたこばと館の「文化祭」


 越谷市障害者福祉センター「こばと館」の「文化祭(作品展)」が2月15日から19日まで、同市中央市民会館市民ギャラリーで開かれた。同館で活動する利用者やサークルの1年間の活動の成果発表で、絵画やクラフト(工作)、書道などの力作計約330点が展示された。
 知的障害者サークル「遊友(ゆうゆう)」の作品展示には、紙を使って立体の恐竜「日遊ザウルス」が展示され、来場者たちから「かわいい」と好評だった。このほか、一足早い紙製の「こいのぼり」や手裏剣などユニークな作品が多かった。30代の主婦は「本格的な油絵や織り物の作品もあり、バラエティーに富んでいて、驚きました」と話していた。
 「こばと館」は市内の18歳以上の障害者とその家族を対象に、機能訓練や教養の向上、レクリエーション活動を行い、障害者の自立や福祉の増進を図ることを目的に活動している。
 身体、知的、精神の障害者による講座やサークル活動が盛んで、「絵画教室」や「生活リハビリ」、「スポーツ講習会」など10の団体が活動している。
 「こばと館文化祭」のコンサートの部「あい愛コンサート」も5日に開かれた。