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福祉関係者らが「共生プレゼンフォーラム」 ごちゃまぜの会

オンライン会議システム「zoom」で開かれた「共生プレゼンフォーラム」

 〝地域共生社会〝の実現に向け、草加、八潮市内の福祉、医療関係団体などでつくる、「ごちゃまぜの会」が3月20日、オンライン会議システムの「Zoom(ズーム)」を使って、「第2回情熱!感動!共生プレゼンフォーラム」を開催した=写真=。

 「立って、支えて、つながって、そんな皆んなは 幸せドミノ…継続性と成長、そして新たな出会いを!…」をテーマに、18人が、「共生への夢」や「これからやりたいこと」などを、1人5分の持ち時間で発表した。

 八潮市の薬局代表は、昨年スーパーが閉店して困っている高齢者らのために、新鮮野菜の販売を始めたことや、薬局ならではの取り組みとして、地元農家と組んで体によい「抗酸化野菜」の栽培、販売を展開したいという構想を語った。

 また、「草加介護者支援の会」代表は、ヤングケアラーの問題と実態を説明しながら、多くの人の理解と支援を訴えた。草加せんべい店の社員は、東日本大震災の風評被害で困っている米作農家の支援のため、東北の特産物と組み合わせたせんべい作りを通じて、食文化や農地を守りたい―とPRした。

 今回のフォーラムのリーダーで特定非営利活動法人「believe(ビリーブ)」副代表の関根共子さん(49)は「さまざまな分野の人が垣根を超えてつながり、共感共鳴する人が増えて、広がっています」と話した。関根さんが昨年発表した、福祉作業所の連携による生産品の販売場所拡大も、その後、実現したという。

 フォーラムの録画は動画投稿サイト「YouTube(ユーチューブ)」で、「ごちゃまぜプレゼンフォーラム」で検索すると視聴できる。